野菜嫌いの幼稚園の子供達とその克服方法

野菜嫌いの子供達と初めての幼稚園生活

4月!春になって、新しく幼稚園に入園する可愛い子供達。
初めての集団生活にドキドキするのはそんな可愛いお子さん達だけではなく、親御さんたちの方も、それ以上にドキドキしていらっしゃるのではないでしょうか?

入園式がついに終わって、幼稚園の新学期が始まると、初めての給食も始まりますよね。
もちろん、お母様の手作りのお弁当も。
幼稚園の給食では、これまで、ほとんど家では食べたことのない目新しいメニューが出てくることもあるでしょう。

幼稚園の生活では、初めて目にするメニューに泣いてしまう子供達も多いそうですね。
幼稚園の先生達も、苦手なメニュー、特に野菜たっぷりのメニューを子供達にどうやって食べさせるか、大変苦労されるようです。

子供達をなだめてみたり、笑わせてみたり、先生によっては、子供達を必死で説得してみたりと、数限りない方法で、子供達の好き嫌いを克服しようと、多大な努力を払われるということです。

お弁当に関しても同じで、お母さん達が一生懸命作ってくれたお弁当だから、絶対残してはダメと言われる先生方が多いようですね。
そのことを良く知っている子供達は、野菜が入っていると、食べなくてはならないからお弁当には入れないでと涙目で訴える子も。
そんなわが子に、結局、最後に野菜を抜いてしまうというお母様も多いようですね。

こんなことが日々繰り返されれいる最初の頃、子供達の野菜嫌いの克服は、とても長い道のりに思えることではないでしょうか?

給食での野菜嫌いの克服

年に何回かの親御さん達との面談でのお話で、幼稚園の先生は、子供達の野菜嫌いについて、長い時間を割くことが多いようです。
つまり、それだけ野菜嫌いの子供達が多いということですね。

なぜ、そんなに野菜嫌いの子が多いかというと、実は、必ずしも野菜が嫌いなわけではなく、兄弟が野菜嫌いだったり、ご両親が野菜嫌いだったりするために、本当は野菜の味が嫌いなわけではないのに、家族や友達と同様、自分も野菜嫌いだと思い込んでいる場合や、色や見た目で判断して、嫌いだと錯覚している場合が多いようです。

例えば、ほとんどの子が苦手なピーマン!
子供達は、本当にピーマンの味が嫌いなのでしょうか?

大きく切ったピーマンが入っていると、先生にはわからないように、こっそり隠れてティッシュに出して捨ててしまうような子もいるようです。

でも、どちらかというと、かたくなに嫌いなものは嫌いと拒否するのは女の子に多いため、こっそり捨ててしまうのも女の子に多いという話を、ある幼稚園の先生から聞きました。

男の子の場合は、嫌いな野菜でも、先生に怒られたりする面倒を避けたかったり、早く遊びたいという意識が強かったりするため、嫌いな食べ物でも、そして思わず吐きそうになってしまうようなときでも、無事にお昼休みをホールで遊んで過ごすために、我慢しながら、給食やお弁当を完食するのだそうです。

先生の方でも、子供達が自主的に食べ終えられるように、お昼休みにホールや園庭で遊ぶためには、まず食事を終えてからね!と子供達と約束して、嫌いな野菜を無理強いするのではなく、約束を守るようにするということで、野菜嫌いを克服させようとするわけですね。
そういうわけで、早く食べないと遊べなくなってしまうため、遊びたいという欲求が強い男の子たちは、嫌なものでもすべて食べて早く遊ぼうと努力するわけです。

このように、ある一定の時間内で食べさせるということは、とても重要です。
普段から、家で、ゆっくりと何かをしながら食べる習慣があって、ダラダラとたべてしまうことが癖になっている場合は、野菜嫌いの克服も難しくなってしまうようですね。

お弁当での野菜嫌いの克服

子供達の野菜嫌いを克服させる場合、一見、男の子より、女の子の方が難しいように思えますが、こんな問題を一気に解決する方法があります。

近年、流行しているキャラ弁。
これが子供達には、特に女の子達には、すごい威力を発揮するのだそうです。

いろとりどりの可愛いお弁当。
海外でも、日本の芸術的なキャラ弁はすごいと話題になりました。

一方で、キャラ弁作りを一生懸命にされるあまり、お弁当作りが負担になって、作るのが嫌いになってしまうお母様たちもいらっしゃるようです。
でも、そんな芸術的なキャラ弁にする必要はないのです。

たくさんの野菜を一度に好きにさせる必要もありません。
今日は、キュウリ、来週はピーマン、または、今月中に、ナスだけを好きにさせるなど、あくまでも計画は厳しいものにはせず、かなりゆるく設定することがポイントです。
キャラクターにはなっていなくても、ニンジンでウサギの耳の中を作って少しだけ飾るなど、ほんのちょっとの一工夫で十分なのですよね。

最近では、とてもかわいいお弁当グッズも売っています。
できるところは手抜きをして、無理に頑張り過ぎないようにしましょう。

そして、さらにここがポイントです。
お弁当を作るときには、できるだけ、子供達にも、手伝ってもらいましょう。
嫌いなものでも、自分で作れば、これ食べてみようかなー?と自然に思えてくるものです。

お母様たちの中にも、子供の頃、幼稚園の初めてのお泊り会で自分たちでカレーを作って、カレーが大好きになったという経験がある方がいらっしゃるのではありませんか?
そのときに、自分達で、味見もされたでしょう?

お弁当作りのときにも、出来れば、お子さんにも味見をしてもらいましょう。
そのとき、無理に作った笑顔ではない、本当に美味しそうなお母様の笑みを目にすることで、お子さんにも、作っているお弁当が、とても美味そうに見えてくることでしょう。

可愛いグッズを使って、手抜きしながらのお弁当作りで、いつの間にかお子様の野菜嫌いも克服できているのではないでしょうか?

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2012年4月5日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:好き嫌い

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